人生100年時代の幸せをアシストする家づくりに向けた、積水ハウス様が唱えるスマートハウス構想「プラットフォームハウス」のアプリ設計・構築プロジェクト。
住まい手を一番近くでアシストするスマートフォンアプリの実現に向け、UX/UIデザイン・ウェブ・アプリ・基幹バックエンドとの連携用クラウドシステム構築を担当。 積水ハウス様の技術的なサービス価値を踏まえつつ、企画フェーズでは住まい手となるユーザーのニーズや利用シーンを考慮したご提案とUX設計を行った。
アプリはハウスメーカーならではの「間取り連動」の仕組みにより、自宅図面を見ながらの直感的な住まい状態把握・住設機器操作を実現。また、窓や玄関ドアの状態確認、 不正開放の通知、温湿度センサーによる住環境可視化の他、熱中症アラートや帰宅・外出通知、機器操作履歴表示などにも対応。
プロジェクトに関わるベンダーは基幹システム担当、認証システム担当、エッジシステム担当、ハードウェア担当など多岐に渡ったが、ベンダーの垣根を越えた一体感と共通認識のもと、構想実現に向けプロジェクトが進められた。
サービスは実証実験を経て、2021年8月30日に第一弾「PLATFORM HOUSE touch」の販売を開始。「プラットフォームハウス」構想の更なる拡充のため、今後も健康・つながり・学びに関するサービス提供や在宅時急性疾患早期対応サービスなどへ貢献していくことが期待される。
- 関連キーワード
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- クライアント
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積水ハウス株式会社様
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- 開発期間
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- 1年11ヶ月
- デバイス
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スマートフォン(iOS、Android)
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POINT
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積水ハウス様の技術と、住まい手のニーズをマッチさせるUX/UIのご提案
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将来的な棟数増加を見越した基幹バックエンドとの連携インターフェース
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ワンソース開発環境「Kotlin/Native」を用いたスマートフォンアプリ開発の汎用化と、将来的な拡張のしやすさへの考慮
スタッフボイス
アプリ開発にあたり、ターゲットユーザー理解とストーリーボードによる利用シーンのチーム内共有から始めました。 タッチポイントとなるアプリUIは操作性を担保すると同時に、サービスコンセプトを反映したいとのご希望があり、「コンセプト+人と家」をテーマに画面展開にその意味を込めて設計を行いました。
本件は多数のベンダーが各担当を専任で担っており、ジークスの担当範囲はそれらの内容をユーザーに見せる部分が主になります。 そのため弊社内に保存するデータ内容や、他ベンダーが担当する基盤へのリクエストタイミングの最適化を常に意識して設計作業を行いました。 コロナ禍に差し掛かったタイミングということもあり、遠隔での打ち合わせでも説明内容がイメージしやすい資料作成を行いました。
iOSとAndroidはネイティブでの開発を行い、通信部分等の共通ロジックをKotlin/Nativeで共通化しました。 担当する基盤が扱うデータのパターンごとにスタブデータを用意するなど、開発メンバーが実装に集中するための環境づくりにも努めました。