こんにちは、ジークス入社2年目のエンジニア 莫です。エンジニアって勉強し続けることが必要、でも1人だとモチベーションが上がらないですよね。
今回はそんなエンジニアたちを巻き込んで、自分もモチベーションを維持するために社内勉強会を開催してみた話、題して『新人エンジニアの勉強会運営 ファーストステップ』をご紹介します。
勉強会やるなら、学びたくなる場を作ってみたい(新人エンジニアの気づき)
今回、記事に取り上げてもらう中で非常に言いにくいことなのですが…この勉強会は厳密に言うと、実は自分が率先して立ち上げたものではないんです。
ジークスには、プロジェクト進行や制作・開発業務以外の社内活動を社員が担当する「小委員会」といわれる社内活動グループが存在します。僕はその委員会の中で、会社の定期購読本を選定したり、購読本の周知や管理を担当する図書委員会に所属していました。
勉強会は図書委員としての活動の一環だったんです。開発側のソースコードやシステム教材本を紹介する会としてスタートしたのが最初です。
正直なところ、最初は「これでいいのかな?」と不安もありましたが、参加者が少しずつ増えるにつれて、自然と自分が中心となり勉強会を進行できるようになっていきました。
ところが、あるとき気づいたんです。
このままだと参加者が受け身になってしまう。せっかくの勉強会なのに、みんなが本当に学びたいことや、知識を深めたいことが共有されていないんじゃないか、と。そこで、次のステップに進むことを決めました。
まず、勉強会の形式を変えることにしました。最初は前半に本を読んで、その後に意見交換をする形式だったものを、前半はテーマについて話し合い、後半はみんなでディスカッションする時間を設けるようにして、今の形になりました。
やるからには、社員が自発的に学びたくなる場、有益な知識を共有できる場を提供したいと思ったんです。せっかく買った教材や雑誌を、もっとみんなで活用しようという考えにいたりました。
手探りの勉強会運営でわかったポイント(新人エンジニアの脱皮)
勉強会の運営で工夫したポイントは、以下の3点です。
- テーマ選びにこだわること
参加者が興味を持ちやすいテーマを選ぶことで、学びの意欲を高めるようにしています。 - 分かりやすい資料作り
Googleスライドを使って、わかりやすく、楽しい内容に仕上げています。また、若手や新人社員のみなさんが参加しやすいように、難しすぎる内容は避けるように心がけています。 - ディスカッションを重視すること
発表後に参加者同士で意見交換をする時間を設けて、みんなの声が活発に飛び交う場にしています。こうすることで、ただ受け身で学ぶのではなく、アウトプットの機会を提供できるようにしています。
毎週開催して、学習の場を継続的に提供し続けることも、この勉強会の特徴ですね。ただ、業務案件が忙しいときには中止することもありますが(笑)。
これからの社内勉強会(新人エンジニアの野望)
中でも印象に残っている会が、「エンジニアこそ健康に意識を向けろ」というテーマです。このテーマを取り上げたとき、実は多くのエンジニアが運動やトレーニングに興味を持っていることがわかり、非常に反響が大きかったんです。
これをきっかけに、「仕事以外のテーマでも共感を得られるんだな」と気づきました。これからも、さまざまな視点からテーマを選んでいこうと思っています。単なる技術的な知識だけでなく、より広い視野でエンジニアリングに関連するテーマを取り上げていくつもりです。
僕は日本に来て数年経ちますが、最近のちょっとしたアウトプットや、意見交換を避ける同世代に対してこう思うんです。「仮におもしろくない内容を共有しても怒られることはない!皆さんが純粋に気になることや、シェアしたい気持ちを優先してほしい」
僕自身、この勉強会を通じて、それがいかに大切なことなのかを学びました。これからも、アウトプットと意見交換の場を広げていきたいです。特に、新入社員や若手社員が主体的に関わることで、彼らの成長をさらに促進できるような仕組みを作っていきたいと思っています。
新人・若手社員が中心となり、知識共有と意見交換が促進されているジークス。
今は社内勉強会を頑張っている莫さんですが、企画・運営のコツやスライド作成スキルをたくさん身につけて、社内外関係なくエンジニアが学びたくなる場をたくさん作っていってほしいです!